不法移民

  • 『海は燃えている』② ジャンフランコ・ロージ監督の映画観

    『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島』で、国際社会が抱える移民・難民問題を改めてわれわれに提示したジャンフランコ・ロージ監督。彼が撮らえ、表現する、アフリカからの移民、難民たちの欧州移住の窓口になったランペドゥーサ島の現実は、日々、新天地を求めて移民、難民が世界中から訪れる、ここ日本の現実と何ら変わらない。

  • 『海は燃えている』① ジャンフランコ・ロージ監督が観た現実

    2016年2月のベルリン国際映画祭で金熊賞に輝いたジャンフランコ・ロージ 監督の『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』は、イタリアのランペドゥーサ島と地中海を舞台にした迫真のドキュメンタリー映画だ。長閑に暮らす島民と、新天地を目指す移民が生みだすコントラストは、現実の不条理さを、あまりにも的確に表現している。

  • スマホの壁紙から窺う難民たちの人生

    ベルリンに到着した難民の数人に、自身にとってのスマートフォンの意味を教えてもらった。ある人たちは、失った家族、もしくは離別中の愛する人のアルバム代わりとして、また単純に、ボロボロのボートで向かったヨーロッパへのナビ代わりに使用した人もいた。

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  • BREAKING BORDERS(DISPATCH 3) 緊迫する難民と警察の対立

    セルビアとの国境に近いハンガリー・ロスケ。ここから相当数の難民たちがキャンプに移動するが、その数があまりに多いため、彼らは何日もここで野宿生活を強いられている。脱走をする難民や、デモなどによる混乱も起こっており、すでにハンガリー政府は警察を配備。警戒態勢を強め、攻撃的な鎮圧行動を始めている。

  • シチリア島で暗躍する難民ブローカーが後を絶たない理由

    ギリシャからドイツを目指す、バルカン・ルートだけが難民の途ではない。シチリア島に流れ着く難民も後を絶たない。しかし、EU、イタリア当局は、あまりの難民の多さに、何ら有効な対応策を打ち出せないでいる。そんな状況のなか、擡頭してきたのが「難民ブローカー」だ。

  • BREAKING BORDERS(DISPATCH 2) 待つことしかできない難民たち

    セルビアとの国境に近いハンガリー・ロスケには、現在相当数の難民が足止めをくらっている。難民たちはここから難民キャンプに移動するが、あまりにその数が多いため、各キャンプは彼らを収容しきれない。彼らが主に目指すのは、難民受け入れに寛容な姿勢を見せるドイツ。

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